焼付塗装

焼付塗装の特徴

  • 焼付塗装(金属塗装)とは、金属パーツや金属部品等に強度の塗装をする方法の一つである。 主に鉄・アルミ・ステン・真鍮・亜鉛ダイキャスト・アルミダイキャストなどの金属に対して、140℃~200℃で焼付乾燥する。
  • 使用される塗料は、メラミン・アクリル等が多い。 金属の種類によっては、100℃以内の乾燥温度におさめていないと変形してしまうものもある。
  • 金属の塗装の大きな目的は、装飾性を高めることと防錆性(防食性)を高めることが重きを置かれます。 つまり、一般的に焼付乾燥をする方が、硬度や耐薬品性にも優れた製品となる。
  • 焼付け塗料とは、読んで字のごとく、高温の熱をかけることによって硬化する塗料のことである。
  • (熱重合型)最適な乾燥をさせるための温度もさまざまで、適温が100度ぐらいのものから200度以上のものまでと成分によって色々ある。
  • 中でも、フッ素塗装、粉体塗装、耐熱塗装などは特殊であるが、そういった特殊なものを除けば、主に2種類に大別される。

焼付塗装の種類

メラミン樹脂焼付塗装

特徴

  • もっとも一般的な焼付塗装です。一般的には合成樹脂焼付塗装と呼ばれています。
  • アミノ樹脂とアルキド樹脂で作られた塗料を静電塗装し130~140℃の比較的低温で短時間で焼付が可能です。
  • 塗膜の性質は保色性が良く耐候性・耐薬品性・耐磨耗性も平均レベルを有しています。

用途

  • 電気機器、鋼製家具、各種事務機器、シャッター、その他

アクリル樹脂焼付塗装

特徴

  • アクリル焼付は通常140度~180度、20分程の加熱乾燥が必要であり、乾燥温度が非常に高温のため取り扱いが比較的難しく、 焼付け塗装専門業者の中でも、すべての業者が扱っているという塗料ではない 。
  • メラミン焼付塗装に比べると耐候性、耐薬品性に優れますので屋内用途にも幅広く使われています。メラミン焼付塗装の1ランク上の塗装になります。

用途

  1. 家庭用電気機器:空調機器、暖房機器、瞬間湯沸器、ガスレンジ他
  2. 業務用電気機器:ショーケース、自動販売機、空調機器、その他
  3. 車両道路関係:自動車部品、電車内装等
  4. 住宅関連機器:スチールサッシ、間仕切、ブラインド等
  5. 鋼製家具類:スチールデスク、ファイリングキャビネット、ロッカー等

粉体塗装

エコな粉体塗装

特徴

  • 高品質:粉体塗装による完成塗膜は、塗料に使用される高分子樹脂の特性により高膜厚で優れた塗膜強度、化学薬品性、耐食性、耐候性を保持しています。
  • 低公害粉体塗装は有機溶剤を全く使用しないため、塗装作業時における大気汚染、火災、中毒などの危険性が大幅に減少します。

用途

  • 建築資材 電気・通信 自動車部品 道路資材 家電製品 家庭用品 ガス・水道 大型機械 鋼製家具

耐熱塗装

特徴

  • 一般的な塗料を使用することのできない高温域(200℃以上)で使用する部品などに、施す塗装です。
  • 耐熱・耐候性に優れたシリコーン樹脂(純シリコーン・変性シリコーン)を主成分に、金属酸化物、補強材料を顔料に用い、耐熱条件や諸条件に適した混合に組み合わせたものです。

用途

  • 家庭用暖房器具:暖房機器(ファンヒーターの吹き出し口)、瞬間湯沸器、ガスレンジ他

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